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AIを活用した金融界の新星が「Symantec Endpoint Protection Cloud」を導入した理由

セキュリティ専任担当者がいない企業でも「Symantec Endpoint Protection Cloud」(以下、SEP Cloud)ならエンタープライズ企業レベルのセキュリティを手軽に導入できる。AIを活用したオンラインレンディング事業で注目されているアルトアに話を聞いた。

取材に応じてくれたアルトアの安井浩二氏(システム開発部プロジェクトマネジャー・左)と金城佳輝氏(システム開発部システムエンジニア・右)

アルトアは、「弥生会計」や「やよいの青色申告」の仕訳データをもとにAIで判定を行い、オンラインで少額融資を行う「オンラインレンディング」を事業の柱とする新進企業だ。AI、ビッグデータといった先進テクノロジーを融資に生かした内容から金融業界で注目を集めている。

同社はオリックスと弥生の共同出資によって2017年2月に誕生したばかり。大企業を親会社に持つとはいえ、会社としての規模はまだ小さい。セキュリティの重要性は認識していても、社員が利用するデバイスの管理を受け持つ専任担当者はおらず、開発部門で兼任しているという。多くの中小企業も同じような状況ではなかろうか。

 同社がセキュリティを確保するために導入しているのが、シマンテックの「SEP Cloud」。中小企業でもエンタープライズ級のセキュリティを構築できるクラウドサービスだ。同社がSEP Cloudを選んだ理由は何か。実際に約1年運用して、期待通りの結果を得られたのか。東京都にある同社のオフィスを訪ね、開発担当者に話を聞いた。

「弥生会計」の仕訳データをもとにAI審査でオンライン融資

システム開発のプロジェクトマネジャーを務める傍ら、社員が使うデバイスの管理も行っている安井氏。
「お金の流れが全て見える仕訳データを元にAIで審査を行うノウハウが強み」と話す

―― アルトアの事業の概要を教えてください。

安井氏 オンラインで少額融資を行う「オンラインレンディング」という事業を展開しています。「弥生会計」や「やよいの青色申告」の仕訳データをもとにしたAI審査を行っており、審査申し込みから振り込みまでオンラインで完結し、最短2日で融資できるスピード、利便性が特徴です。

―― 企業への融資というと銀行を連想するのですが、どのように違うのでしょうか?

安井氏 中小企業や個人事業主の方を対象にした少額融資(50万円〜300万円)に限定していることが大きな違いです。また、銀行に融資を申し込む場合は、決算書などさまざまな資料の提出が必要になるのが一般的ですが、アルトアでは「弥生会計」や「やよいの青色申告」のファイルをアップロードするだけで申し込みをすることができます。

―― AI審査というのは興味深いですね。

安井氏 AIで審査するということについては、これまでに例がないわけではないと思いますが、決算書ではなく、「弥生会計」や「やよいの青色申告」の仕訳データ全てを利用している点がポイントです。決算書のみの審査では決算のタイミングだけ数字を整えるということも可能になってしまいますが、仕訳データですと毎日のお金の流れがしっかり見えます。膨大な仕訳データを独自のアルゴリズムで処理し、高精度な可否判断をスピーディーにできるのが当社の強みです。

―― 審査は自動化されているのですか?

金城氏 現段階ではAIが自動で判断したものを最終的には人間がチェックを行って決定します。将来的には完全な自動化も検討しています。

専任担当者がいない中小企業でも高度なセキュリティを構築

―― 会社の設立時期、規模はどのくらいでしょうか?

安井氏 設立は2017年2月で、事業のサービスインが2017年12月ですね。当初は10人ほどからスタートしたのですが、事業が順調に進んでいることから、徐々に人員も増えていて、現在(2018年12月)では約20人になりました。

―― 金融を扱うとなるとセキュリティは重要ですね。

安井氏 最も重要な顧客の情報については、漏洩(ろうえい)の可能性自体がないよう切り離されたシステムを構築しています。ただ、それとは別に業務で使うデバイスは、ネットに接続されている以上何らかの攻撃を受ける可能性はあります。それがたとえお客さまに直接実害がないものだとしても、ビジネスの特性上、セキュリティに対する信用やイメージは非常に重要です。この部分は特に慎重に取り組んでいます。

セキュリティ構築の際の条件として「企業規模に見合ったコストで導入運用の手間がかからないこと、クロスプラットフォーム対応」を挙げる安井氏。SEP Cloudはこの条件を完全に満たしていたという

―― そこでSEP Cloudを導入されたというわけですが、理由はどのようなものがあったのでしょう?

安井氏 当初はクラウドでないSymantec Endpoint Protection(以下、SEP)の導入を検討しましたが、エンタープライズ向けの同製品ではマネージドサーバを購入して運用を行う必要があり、コスト面や運用の手間が企業の規模に見合わないと判断しました。その後調べていくうちにSEP Cloudの存在を知り、これだと思いました。SEP Cloudは私の求める条件を完全に満たしていました。

―― 具体的に条件はどのようなものですか?

安井氏 企業の規模に見合うコストで導入できること、そして手間が掛からないことです。私の本来の業務は開発ですので、できるだけ開発の方に専念して時間を使いたいということがありました。もう1つ、開発ではMac、事業部ではWindowsを使っています。それぞれ別のセキュリティツールを使うのも効率が悪いため、MacとWindows、両方のプラットフォームに対応できることも条件でした。

決め手は30日の無償試用期間、十分な検証後に導入

―― 導入前の不安などはありましたか?

安井氏 私はセキュリティ担当の経験はなく、親会社ではPCを支給されて使う側の立場でしたので、実際使ってみるまではどうかというところはありました。30日間無料で試用したことで十分な検証ができたので、安心して導入できました。試用期間内に作ったアカウントをそのまま引き継げましたし、決済もオンラインで完結できるので、そういう点も便利でしたね。このあたりはSEP Cloudというより、代理店さん(シマンテックビジネスストア。SEP Cloudを購入できるECサイト)のテリトリーなのかもしれませんが。

―― 実際使われている従業員の方の反応はどうでしょう?

安井氏 スムーズに導入できました。導入してから今の時点で約1年たっています。何かあったらメールで通知がくる設定にしていますが、ほとんど時間をとられることなく、開発の仕事もできています。ただ、これまで感染も何も起きていないので……実際に何かあったときのことは分からないです(笑)。営業側の人間にも話を聞いていますが、特に煩わしいということもなく、意識することなく使えているということで、不満の声などは全くありません。

安井氏とともに開発とデバイス管理を兼任する金城氏。「SEP Cloudは導入も運用もスムーズ」と評価する

―― 運用上の使い勝手、UIなどはどうですか?

金城氏 分かりやすいと思います。脆弱(ぜいじゃく)性弱性診断をする際の例外指定などもすぐにできました。

安井氏 開発の工程でツールを使って故意に(実害がない)ウイルスを当社のWebシステムにアップロードして、システムの脆弱性のテストをすることがあるのですが、その際にSEP Cloudが有効だと当然はじかれます。かといって無効にすれば無防備な状態になってしまうので、テストに使うウイルスだけを通す指定をしたいわけですが、そうした設定にも手間取りませんでした。

―― 安井さんや金城さんはセキュリティの専門家でないとはいえ、開発業務をされているので、通常の人よりPCやネットワークに詳しいかと思います。どのレベルの人であれば、導入できると思いますか?

金城氏 特に高度な知識が求められるわけでもありませんし、サポートも親身に感じました。PCの操作が一通りできれば問題なく導入・運用できるのではないかと思います。

(SEP Cloudの管理画面)。「UIも分かりやすく、PCの操作が一通りできれば運用は問題なくできる」(金城氏)

マルチデバイス対応、柔軟なライセンス管理、決済の利便性も魅力

―― 他に良かったというところはありますか?

金城氏 1ユーザーのライセンスで5デバイスまで使えるのはありがたいと感じています。私も今メインとサブで2台使っていますが、業務の都合で、例えばWindowsが動くサブ機が必要……といったようなときにも追加費用が掛からないのは助かります。

安井氏 ライセンスを増やすのに手間が掛からない点も助かっていますね。というのも、事業の規模に合わせて従業員も徐々に増やしているんですね。最初は10人程度でスタートしたのですが、今は20人を少し超えるくらいです。これから増えるかもしれないし、そうでないかもしれない。ライセンスを増やして、オンラインですぐ決済が完結できるのはとても便利だと感じました。

―― SEP Cloudを導入して、総合的に満足されていますか?

安井氏 もちろんです。先ほども申し上げましたように金融業ですから、セキュリティには特に慎重に取り組んでおります。企業規模的にはコスト面で負担が大きくても、やはり必要だということであれば専任スタッフを採用するという選択肢も用意していましたが、結果的にそれは必要なくなりました。

金城氏 開発と兼任でも負担と感じることはほとんどないですね。デバイスが増えたときの導入時のセッティングくらいで、ほとんどの時間を開発に使えています。

システム開発を行いながらセキュリティ担当も兼任する安井氏と金城氏。「負担が大きければセキュリティ専任担当者を置いてもらうことも考えた」(安井氏)というが、SEP Cloudを約1年運用中の現在の率直な感想を尋ねると、2人とも「負担はほとんど感じることなくできている」と声をそろえ、満足している様子だ

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