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待ったなしのWindows 10への移行 今こそIT担当者は「Symantec Ghost Solution Suite」を活用しよう

登場から10年が経過したWindows 7の延長サポートが2020年1月に終了する。Windows 10への移行はもはや待ったなしの状況だが、専任のIT担当者がいない中小企業では、なかなか移行作業の時間が取れないのが現状だ。今こそ、クローニングツールの老舗「Symantec Ghost Solution Suite」の出番である。

ビジネスの現場は、とかく忙しい。

特に専任IT担当者がいない中小企業では、日々の運用・点検作業だけで1日が終わってしまうことも珍しくない。昨今はマルウェアなどの攻撃が激化しており、OSやアプリケーションの脆弱(ぜいじゃく)性を突いて侵入したり、PCに保存されている情報を盗んだり、他のサーバを攻撃する踏み台にされたりする。

セキュリティリスクの対策をしなかったために取引先や顧客の情報を漏えいさせたり、踏み台に利用されたりといった事態になれば、自社を含めて多くの人に迷惑をかけてしまうし、何より企業イメージへのダメージが大きい。古いOSを使い続けることにより、脆弱性などを突かれ感染するリスクが高まるので、自社の被害のみならず他社への加害の一端を担うことになりかねない。

登場から10年が経過し、ついに引退の時を迎えるWindows 7

Windows 7の延長サポートがついに終了迎える

2009年にリリースされたWindows 7も登場から10年が経過し、メインストリームサポートは3年以上前の2015年1月13日に終了済みで、その延長サポートも2020年1月14日でついに終わりを迎える。開発元から修正プログラムが提供されなくなり、リスクは飛躍的に高まる。セキュリティリスクへの対応だけなら「Windows 7 拡張セキュリティ更新プログラム(ESU)」という延命手段が残されてはいるものの、有償となり2年目3年目と金額が跳ね上がっていく。

さらに、セキュリティ面だけでなく、これまで使えていた周辺機器やアプリケーションについても、Windows 7の延長サポート終了を機に徐々に動作保証外となる可能性が高まる。

日本マイクロソフトが展開する、Windows 7とOffice 2010の2020年延長サポート終了を訴える「2020世代交代」のキャンペーンページ

オフィスでの生産性や安全性を考えると、こういった問題が顕在化する前に手を打ちたいし、打たなければならない。Windows 10にすれば、さまざまな面でPCが高機能化し、セキュリティ対策も強化される。

とはいえ、アプリや周辺機器が問題なく動いている限りはそのまま使いたいし、余計なお金も時間もかけたくないのが人情だ。アップグレードしたら周辺機器やアプリケーションが動くかどうか分からないし、新しいインタフェースの使い方を覚えたくないという現場の声を聞くこともしょっちゅうだ。

特にWindows 7は、その前後に出た、Windows VistaやWindows 8/8.1に比べて評判が良く、今でも稼働しているPCを抱えたオフィスも数多い。IT管理者が豊富な大企業は、既に予算を取得してWindows 10への移行を着実に進めているが、専任のIT担当者がいない中小企業では、速やかなWindows 10への移行を迫られて頭を痛めている人も多いはずだ。

業務時間の大半をPC作業が占める現代のオフィスでは、平日の業務時間にOSの入れ替えを行うわけにはいかない。OSの更新作業は時間がかかるので、いきおいIT担当者が就業時間外に作業することになりがちだ。金曜日の夜に引き上げた複数のPCを月曜の業務開始時刻までにセットアップをしなければならない、ということもあるだろう。

そのようなときに役立つのが、ここで紹介するクローニングツール「Symantec Ghost Solution Suite」(以下、GSS)だ。個人向け製品で定評があった「Norton Ghost」をベースに、複数台の同時クローニングやデータの一括抹消まで大規模展開に必要な機能を強化した企業向け製品がこのGSSである。今回はGSSの機能の一部と導入するメリットを紹介しよう。

シマンテックの「Symantec Ghost Solution Suite」(GSS)はPCのライフサイクルをトータルにサポート

Symantec Ghost Solution Suiteで簡単クローニング

GSSは、導入(キッティングなど)から廃棄(データの消去など)まで、PCのライフサイクルを管理するソリューションだ。基本機能は、SSDやHDDといったローカルストレージからのディスクイメージ作成、そのディスクイメージからのストレージ書き出しとなる。ここで、ディスクイメージの作成とストレージの書き出しを同じPCで行えばバックアップやリカバリーに、異なるPCで行えばクローニングになる。

GSSを使ったクローニングでは以下の手順に沿って作業を行う。なお、本記事では複製元をマスターPC、クローン先をクローンPCと記し、それとは別にGSSをインストールするクローニング作業用PCも用意した(マスターPCにGSSをインストールすると、クローン先にもGSSが入ってしまうため)。

作業の流れとしては、クローニング作業用PCで準備を行い、マスターPCのイメージを抽出してクローン先のPCにイメージを書き込むという形になる。もちろん、複製するPCの台数が多い場合は、ネットワーク経由での複数台配信も可能だ。

【準備】GSSのインストールから起動メディアの作成まで

まずは、クローニング作業用PCにGSSをインストールしよう。

複数のツールが含まれているGSSの中で、ここではクローニング作業用PCで使う起動メディアを作成する「Boot Disk Creator」を使う。GSSはローカルストレージを丸ごと読み取ったり、書き込んだりするため、ローカルストレージ上のOSではなく、USBメモリや光学メディアから起動する。

GSSの起動メディアには、ブート用OSとしてWindows Preinstallation Environment(Windows PE)を利用可能だ。USBメモリや光学メディアなどから、SSDやHDDにインストールすることなく起動できる小型版のWindowsとなる。

ベースとなるWindowsによってバージョンが異なり、Windows 7(SP1)ベースのWindows PE 5.1からWindows 10ベースのWindows PE 10.0までが利用可能だ。GSSにWindows PEは付属していないが、MicrosoftのWebサイトから無償でダウンロードできるWindows ADK(Assessment and Deployment Kit)に含まれているので、これを利用しよう。

MicrosoftのWebサイトから、Windows ADKセットアッププログラムをダウンロードする

ここでインストールする機能を選ぶ。GSSで必要なのは「Windows Preinstallation Environment(Windows PE)」と「Deployment Tools」だけで済む

次は、クローニング作業用PCで起動メディアを作成していく。

【起動メディアの構成などを作成】クローニング作業用PCを使う

続いて、Boot Disk Creatorを使ってGSSの起動メディアを作成する。

Boot Disk Creator自体は一般ユーザーでも起動できるが、内部処理で管理者権限が必要な部分があるので、管理者権限で起動するようにしたい。

Boot Disk Creatorを起動したら、起動メディアのOS(プリブートオペレーティングシステム)として、先ほどダウンロードしたWindows PEをインストール(登録)する。初回起動時はインストール済みOSがないため、そのまま「プリブートオペレーティングシステムファイルのインストール」ウィザードが表示される。次回以降、他のOSが必要ならば「ツール」→「プリブートオペレーティングシステムのインストール」から追加すればよい。

Boot Disk Creatorは管理者として実行しよう

主な工程は5つのステップに分かれる。ステップ1では構成名、プリブートオペレーティングシステム、OEM拡張機能の選択などを行う。今回はWindows 10への移行なのでWinPE(Windows PE)10.0を指定しよう。x86(32bit版)とx64(64bit版)があるが、起動メディアのOSは両方のファイルを使用するため、x86とx64の両方をインストールしておく。

「ファイル」メニューから「新規構成」を選んだら、構成名とプリブートオペレーティングシステム、機能を指定する。今回はGhost Solution Suiteの機能を含めるので、OEM拡張機能に「GSS」(もしくは<全て>)を含めることを忘れないようにしよう

ステップ2では、デバイスドライバを選択する。デフォルトで「全てのデバイスドライバを自動検出する」にチェックが付いているので、クローニング作業用PCで実行するだけでよい。

ステップ3はネットワークの設定だ。DHCPもしくは静的IPアドレスを選択する。ステップ4では起動メディアに追加するコンポーネントを選ぶが、特に変更の必要はない。ステップ5で構成を確認して完了をクリックすれば構成が作成される。

デバイスドライバの指定画面。Book Disk Creatorが動いているPCと同じ機種であれば「全てのドライバを自動検出する」にチェックを入れておけばよい

特別な事情がない限り、デフォルト設定で進めていけば問題はないだろう。これで起動メディアの構成が完成した

起動メディアの構成が完成したら、起動メディアを作成しよう。

作成できるのは光学メディア用のISOファイルやディスク(USBメモリなど)だ。このうち、ISOは指定のパスに作成されるが、ディスクを指定した場合にはPCに接続したリムーバブルメディアに直接書き込まれる。

先ほど作成した構成「GSS」の上で右クリックし、メニューから「ブートディスクの作成...」を選択する

ブートメディアには、光学メディア用のISO、USBメモリを指定する。USBフラッシュメモリの場合は直接書き込まれる

以上で事前準備は完了だ。次からは実際のクローニング作業に移る。

【イメージの抽出】マスターPCを使う

マスターPCを起動メディアで起動すると、Windows PEが起動してSymantec Ghostの画面が表示される。メニューは非常にシンプルで、Localの次に対象となるストレージとしてDiskを、さらにストレージへイメージを抽出する場合はTo Imageへと進む。イメージファイルを作成時に圧縮することも可能だ。

Windows PE起動後のSymantec Ghost画面。ディスクからイメージを抽出する場合は「Local」→「Disk」→「To Image」を選択する

ここでイメージ化するディスクを選ぼう

イメージファイルは圧縮することもできる。所要時間はPCのスペックやディスク容量によって、数十分から数時間ほどかかる。Norton Ghostユーザーには懐かしいイラストが表示されている

【イメージの書き込み】クローンPCを使う

イメージを抽出できたら起動メディアからクローンPCを起動して、Symantec Ghostを立ち上げる。イメージの抽出と同様に、Localの次に対象となるストレージとしてDiskを選び、そこからFrom Imageと進んでイメージファイルを選択しよう。

クローン先のPCでSymantec Ghostを立ち上げ、「Local」→「Disk」→「From Image」を選択してイメージファイルをディスクに書き出す

ここでは、抽出したイメージファイルを選択する

書き出し先のディスクを選ぶ。ディスクのパーティションサイズ変更も可能だ

なお、複数のPCにクローニングを行う場合は、同時並行で作業することにより作業時間を大幅に短縮できる。例えば、クローニング作業用PCにマスターPCのイメージファイルを置き、「GhostCastサーバー」を使って複数台同時クローニングが可能だ。

Symantec GhostCastサーバーの画面。複数のPCに同時にクローニングできる

Symantec Ghost Solution Suiteで一人情シスに救いの手を

冒頭で述べたように、ビジネスの現場はとにかく忙しい。

ここでは、GSSの導入からクローン作業を見てきたが、この他にもトラブルからの復旧や廃棄時のデータ消去まで、多彩な機能を備えている。Windows 7の延長サポート終了が目前に迫る今、仕事にも時間にも追われるIT担当者にとって頭の痛いOSの移行作業。だが、発想を転換すればWindows PCのリプレースを行うことで業務効率の改善とともに、さらなる生産性向上へと取り組む良い機会と捉えることもできる。

面倒な作業を少しでも緩和し、移行にかかる時間を大幅に短縮可能なSymantec Ghost Solution Suiteの導入を、まずは検討してみてはいかがだろうか。クライアントPCを最大3000台接続できる30日間の無料評価版も用意されているので、試さない手はないはずだ。

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